ずっと使いたいモノ、置いてます。

秋口から春先まで長く使えるニットワンピース

秋口には1枚でさらりと着られて、インナーを重ねてもごわつかない、さらに真冬にはボリュームのあるコートの下でも窮屈にならない。そんな理想的なニットワンピースを求めて完成した襟付きニットワンピース。秋口から春先まで、1年の中でも長く活躍するニットアイテムです。

日常使いしやすい素材にこだわって

襟付きニットワンピースは、襟がポイントになったシンプルなワンピース。ボディ部分はあえてプレーンな編み地にすることですっきりとした見た目になり、靴下にタイツ、靴といった足元のアイテムを選びやすくなっています。編み地を変化させた襟の部分は、襟がペタッとならずに立体的に見えるように編み方を工夫しました。更にVになる部分に細かく華やかな網目を入れることで、プレーンながらも1枚で様になるニットワンピースに仕上がっています。

素材はソフトな手触りが特徴のメリノウール。メリノウールは繊細で細く美しいクリンプを持つ事で知られています。その繊維には光沢があり、ソフトな肌触りでシルクのような感触です。羊毛のウロコ状になっているスケールを溶かし、薄い樹脂の膜でコーティングすることで微妙な毛羽感を解消し、長時間の洗濯での絡みや縮みが少なく、ふっくらと柔らかな肌ざわりを保つ特徴があります。また、発色も良く、深みのある色調が表現できる良さがあります。襟付きニットワンピースではその中でも、比較的毛玉が抑えられるメリノウールの梳毛糸（そもうし）を使用しているので、ニットで悩ましい毛玉の発生を軽減しています。普段着として気兼ねなく着られる一着です。

基盤となった五泉ニットの知恵

襟付きニットワンピースの製造を手がけたのは、五泉ニットのリーダー的存在であるニットメーカーです。五つの泉が豊かに湧き出る里と言われている五泉ニットの産地、新潟県五泉市は豊富な水資源を活用し、250年前から絹織物業が発展してきました。しかし、戦時下では企業整備による転業や大火により多くの織機を失い、絹織物業に大きな被害をもたらします。復興のため織物業を営んでいた人々はメリヤス製造業に着目し、転業が進んでいったことがのちに五泉をニットの町に変化させるきっかけとなりました。

昭和20年の大火から15年が経過した頃には、五泉は日本有数のメリヤス産地として確立し、ニット生産業界では「五泉は編機の見本市」と称されるようになります。海外の多彩な輸入機を導入したほか、染色工場も誕生し、染色から編み立ての工程がすべてひとつの町で完結出来るようになりました。

そんな歴史ある五泉ニットメーカーと共に作った、こだわりの襟付きニットワンピース。インナーにはカットソーやタートルネックともよく合います。足元はタイツやレギンス、細身のパンツを合わせて様々な着こなしをお楽しみください。BLACK、NAVY、GREY、BORDEAUXというお手持ちの洋服や靴とも合わせやすい4色をご用意しました。肌寒い日にさらっと着こなせるワンピースです。

長く愛用して欲しいという気持ちを込めて

日々移りゆくファッショントレンドの中で、次々に生み出される新しいデザインを身につけて、気づけばトレンドも2周りくらいして経験してきた、『ずっと良いと思えるデザイン』『愛着のもてる服』を求めていきたい、そんな方々にも満足していただけるものづくりを目指して 、ZUTTOのオリジナルウエアを製作しています。 日常の沢山のシーンで活用していただき、様々なアイテムとのコーディネートをお楽しみください。