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お守りのような存在

古くから作られてきたジュエリーは装飾だけでなく、お守りや象徴としての意味を持っていました。メキシコで作られてきたジュエリーもまた、そうした意味合いとともに独自のデザインが育まれてきたもの。ISHI Jewelry（イシジュエリー）はそんなメキシカンジュエリーの美しさを今に伝えるジュエリーブランドです。

自然の産物を駆使して

メキシコでは古くから天然石や羊革、シルク、草木、花など、あらゆる天然素材を原料にし、装飾としてのジュエリーが作られてきました。メキシコのオアハカの土地ならではの強い陽射しと乾燥した気候もまた、木や岩から採れる色の深みを作り出し、唯一無二の形や輝き、艶へと繋がっています。さらには染色の色止めにライムや塩、灰といった天然原料を全ての工程に使うなど、代々伝統的な技法が受け継がれてきました。

そんな自然の産物を生かしたメキシカンジュエリーを今に伝えるISHI Jewelry（イシジュエリー）。メキシコ民族が伝えてきた稀有な技法をさらにアレンジし、天然原料を編みや染め、型取りすることで、もともとの素材の魅力はそのままに、現代的なジュエリーを創り出しています。

フリンジネックレス ABANICOは、柔らかなシルクや細やかなビーズが並ぶ中に、黒いオニキスが静かながらも堂々とした存在感を感じさせるネックレス。シルクは糸を丁寧に紡ぎ、メキシコに育つ草木や花といった天然染料で染め上げたものです。そのため、糸一本をとっても微妙な色の変化を見ることが出来ます。ビーズは羊革に縫い込まれていて、丁寧な手仕事を感じられます。どことなくエキゾチックな雰囲気と、黒いオニキスが生むシックなイメージとが交差し、コーディネートの主役になるネックレス。シンプルな服に合わせると、ネックレスが纏う上質な印象が引き立ちます。オニキスは、持ち主の意志の力を強くし、他人の悪意を跳ね返して身を守る「自己防衛の石」とも呼ばれているので、お守りのような存在になってくれそうですね。
メキシコの文化を連想させる鮮やかな色の専用パッケージに入っていますので、お誕生日祝いやクリスマスプレゼントといった贈りものにもおすすめです。

メキシコで育まれた技術

ISHI Jewelry（イシジュエリー）の始まりは、ブランドデザイナーであるレジーナ・バリオス（Regina Barrios）が故郷メキシコの民族に伝わる伝統的技法の素晴らしさに惹かれ、その技術を学び始めたこと。もともとメキシコの民族博物館の館長を務める叔母がおり、メキシコに生まれた民族やものづくりを受け継ぐ熱意が自然と芽生えていたこともきっかけのひとつとなりました。

レジーナ自身も小さな頃から、地域に残る独特の技法を使いアクセサリーを手作りし、フランスの大学留学後は当時フランスの代表的なセレクトショップでも製作に携わっていた経緯があります。そんなレジーナは、今ではISHI Jewelry（イシジュエリー）の代表的なアイテムであるレザーとシルバーを編み込んだブレスレットのように、細やかで貴重な技術が特定の民族の間しか活かされていないことを残念に思い、独自の技術を広めたいという想いから、2005年にISHI Jewelry（イシジュエリー）を設立しました。

ISHI Jewelry（イシジュエリー）ではメキシコ民族が持つ技法をもとに、現代的なデザインにアレンジしたアクセサリーを製作しています。ブランド名である「ISHI（イシ）」は、レジーナが日本を旅行した際、モチーフとしているSTONEの日本語が「石（イシ）」と言うことを知り、その響きを気に入ってブランド名に採用したのでした。現在、ISHI Jewelry（イシジュエリー）はメキシコをはじめ、アメリカ、ヨーロッパ、アジアのさまざまなセレクトショップで取り扱われています。