木地師と呼ばれる漆器の木地を作る職人さんがいます。漆器を作る上で欠かせない職人さんですが、年々その数は減少しており、木地を海外生産している産地も増えてきています。そんな木地師としての仕事を守り、さらなる高みを目指しているのが匠頭漆工(ショウズシッコウ)です。
技術を最大限に詰め込んで
木でも光を感じることが出来るボウルの薄さ、そこから一体的に伸びる、曲線的なステム。木とは思えないガラスのワイングラスのような滑らかな美しい形が特徴の木製ワイングラス KAMENOZOKI 瓶覗。手仕事と機械を融合させることで実現できるこの形は、「木」という素材を知り尽くした木地師だからこそ可能にしたもの。薄引きの技術だけでなく、特に薄く細い部分は、木の中の水分により歪みが発生するため加工前の木材の乾燥方法から試行錯誤を繰り返し、ようやく見出された独自の乾燥方法によって実現しています。通常お椀は外側を挽いてから中側を挽いて完成しますが、その5~10倍の工程を経てようやく完成しているという手の込んだものなのです。
形を作る部分だけでなく、そのあとの工程にも独自の技術があります。無垢のままだと木は水に弱いため、仕上げにナノグラスコーディングというクリア加工を施しています。これにより滑らかな手触りが生まれ、さらに食器洗浄機の使用が可能になりました。ワインのステインや色の濃いものを入れても、色移りの心配はありません。
木製ワイングラス KAMENOZOKI 瓶覗は、ワインだけでなくデザートや小鉢のようにも使えるサイズ。和の食卓にも、洋の食卓にも使えるのは木だからこそ。欅はくっきりとした美しい木目が特徴で、格調の高さを感じさせます。使ってみるとこその口当たりの良さを実感する木製ワイングラス KAMENOZOKI 瓶覗。和のインテリアにこだわる方やお酒が好きな方への贈り物にも喜ばれます。
山中漆器の木地師として
昭和21年に石川県加賀市で創業した、木地を作る工房 匠頭漆工(ショウズシッコウ)。石川県には3つの漆器産地があり、「木地の山中」「塗りの輪島」「蒔絵の金沢」というそれぞれの特徴を表す呼び名があります。山中漆器は木地の分野では、国内トップの質と量で独自の優れた木地挽物技術があります。匠頭漆工(ショウズシッコウ)という名称は、その山中漆器の中で一番つまり、日本一の木地師となるという思いから先代が名付けたそうです。
先代は山中温泉でも三本の指に入ると言われる高い技術を持ち、両手で持っても安定させる事が難しい鉋棒(かんなぼう)を、自分の腕のように片手で操っていたとか。その高い技術がありながらも作品ではなく商品が産地を支え発展させるという考えから、山中でいち早く鉄鋼旋盤を取り入れ、量産も出来るような体制を作り上げました。
現在は2代目の久保出章二さんが工房を継ぎ、創業以来丸物木地作り一筋で培って来た技術を生かして、より木の良さを感じてもらえる商品をたくさんの人に届けたいという思いから、自分たちのブランドをスタートさせました。伝統技術である轆轤引きと、長年培った技術が詰まったオリジナルの刃物を使用した鉄鋼旋盤を用い、他社には真似できない上質かつ繊細なデザインのアイテムを生み出しています。
サイズ | リム直径:約8.3(cm)
本体の高さ:約12(cm) ステム:約4.5(cm) プレート直径:約6.2(cm) |
重量 | 約45g |
素材 | 欅 |
生産国 | 日本 |
箱有無 | 有 |
昭和21年に石川県加賀市で創業した、木地を作る工房、匠頭漆工(ショウズシッコウ)。ブランド名は、日本一の木地師となるという思いから先代が名付けたものだそう。創業以来、丸物木地作り一筋で培って来た技術を生かして、より木の良さを感じてもらえる商品をたくさんの人に届けたいという思いから、自分たちのブランドをスタートさせました。伝統技術である「轆轤引き」と、長年培った技術が詰まったオリジナルの刃物を使用した「鉄鋼旋盤」を用い、他社にはできない、上質かつ繊細なデザインのアイテムを生み出しています。
商品 | 価格(税込) | 在庫 | 個数 | |
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¥15,400(税込) |
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残り2点 |
カートに追加されました
¥6,600(税込)
¥3,740〜(税込)
¥5,742〜(税込)
¥7,480(税込)
¥2,200〜(税込)
¥27,500(税込)